InterUniversity Workshop
「小布施国際避難民村計画~自立と共生の建築的表現」展
About_ 企画主旨
8つの建築系の大学・大学院チームが、小布施町にある県営住宅跡地を対象敷地として、国内外で今後ますます増えるであろう避難民・避難者を受け入れ地域住民とともに自立と共生の未来を切り拓くヴィレッジを、建築的に提案する展示。
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- なお、今回の「建築提案」は、実際の敷地における公式の建築計画と関係せず、IUWが対象敷地を選定し、小布施町民を含む、今を生きるみなさんに対して広く、独自に提案するものです。
Exhibition_ 展示
開催日
- 2023年3月19日(日)-3月26日(日)
10:00-18:00(最終日は14:00まで) 場 所
- 建築会館 ギャラリー
〒108-0014 東京都港区芝5丁目26−20
開催にあたって
私たちのIUW(Inter-University Workshop)は2021年春に、未曽有の世界的困難(新型コロナウィルス感染拡大)によって、行動の自由が制約され、狭い世界に閉じ込められて、そのままでは相互交流や確実な情報収集がむずかしい状況のもとで誕生しました。1年後の2022年2月にはロシアによるウクライナ侵攻が始まりました。
関東圏の建築意匠系の8大学研究室・大学院スタジオで構成されるIUWが選んだのは、インターネットを積極的に活用してオンラインの地平で自由に交流する道でした。学部も院も、誰もがフラットな関係で参加して、自由に発言します。外部の専門家がこの自由交流に加わることもウェルカムです。こうした活動を公開するウェブ上の特設サイト、シンポジウムや展示、本などの出版にも取り組んできました。
IUWでは必ず、建築・都市計画・ランドスケープなどから「提案」すべき具体的対象(建築、都市的場所、景勝地など)を選び、同時に、対象の未来像を「提案」する際の方向性を指し示す普遍的理念を立てて、この両者を、みんなで共有します。
小布施は、敗戦からの復興、高度経済成長を終えた日本社会において繁栄以上に荒廃が意識されるようになった1970年代・80年代に、「同一性(アイデンティティ)」、それを支える「文化的核」を未来志向的に捉え直して、「自立と共生」理念をある種の「差異をもゆるやかに包み込む全体的秩序」として建築的・景観的に表現することに取り組み始めた町です。その後半世紀以上にわたって進化し続けてきたこの町から、何を学ぶか。
8つの大学・大学院が各々独自に「自立と共生」を解釈した「提案」が、図面と模型のセットで展示されています。
IUW2022実行委員長 川向正人
University_ 参加大学・大学院研究室
足利大学 大野隆司研究室、宇都宮大学 遠藤康一研究室・大嶽陽徳研究室、国士舘大学 南泰裕研究室、千葉工業大学 今村創平研究室、東京藝術大学(大学院)ヨコミゾマコト研究室、東京理科大学(工学部)広谷純弘研究室、東京理科大学(理工学部)岩岡竜夫研究室、東京大学(大学院)安原幹研究室
展示パネルと模型の配置図です。
- 主催:
- IUW2022「小布施国際避難民村計画」実行委員会
- 後援:
- 小布施町ほか
- 実行委員長:
- 川向正人(小布施まちづくり研究所長、東京理科大学名誉教授)
- 事務局:
- 下田泰也 大歳泰史 162-0822 東京都新宿区下宮比町2-14 飯田橋KSビル(株)Echelle-1内 TEL 03-3513-5826